December 21, 2004
年賀状
今年もそろそろ年賀状を書く季節になってきました。両親や祖父母の世代を見てみますと、数十枚から数百枚という単位の年賀状のやりとりが行われているようで、「年をとるほど出す枚数も増えていくものなのかなぁ」と思っていたのですが、小学生のときには十枚以上出していたのに、今年の出す予定枚数は片手の指の数で足りるようになってしまいました。将来的に行き交う年賀状の総数がますます減少するのは目に見えていることなのですが、ほとんど出さないぼくでさえも、今年はデジタルデータで作ってしまったので、「PDFで送っちゃおうか」なんて考えてしまいました。
こういう紙のやりとりというのも、やはりゐややかなる観念に基づいた古い慣習になっていくのでしょうか。そもそも正月にしか出さないイベント行事ですしね。
そうかと思うと、ぼくの父親のように、いっさい年賀状を出さないという変わった人もいます。その代わりに、親しい人や、恩師・恩人に対しては、毎月自分で撮った写真を絵葉書にして、それを送っています。親元を離れてからは、ぼくの手元にも届くようになりました。彼の弁では、「毎月気持ちをこめて葉書を出しているのに、正月にだけ“よろしく”というのはおかしい」ということです。まめというか何というか、やっぱり変わった人です。そしてこういうまめなトコロはまったくぼくには遺伝されなかったようです…
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