June 28, 2005
超芸術?
- kitworks
- 01:46 PM
- コメント (288)
- カテゴリー:駄文
自分のページに幾つかのリンクを張ってはいるのですが、実はぼく自身もそれほどこまめにチェックしていないサイトが多々あるので、久しぶりに覗いてみて驚くということがしばしばです。
先日、「先見日記」を覗いて、赤瀬川原平が週一で日記を書いているということに少し驚きました。彼が赤瀬川原平の名で、このようなリルタイムな文章をウェブ上に載せる、というイメージが無かったからです。
赤瀬川原平といえば、「超芸術トマソン」「千円札裁判」等で有名なネオ・ダダイズムの芸術家。トマソンに関してはみうらじゅんの「VOW!」とも紙一重であるにもかかわらず、デュシャンに通ずる「無為の芸術」を、シュールにかつ極めて遊戯的感覚で扱っている姿勢がとても印象的な人です。トマソンも、赤瀬川の極めて個人的な趣味(あるいは芸術的活動)かと思いきや、藤森照信、林丈二、南伸坊らと「路上観察学会」を結成して活動を行っているあたりが、彼らしいですし、単純に感心してしまいます。赤瀬川原平の名では、どうしても芸術家としての顔が全面に出ているので、著作もトマソン関連のものぐらいしかメジャーではないようですが、一方で尾辻克彦の名では芥川賞を受賞し、多くの著作を持っていることも有名すぎる話ではあります。
そうした意味からも、赤瀬川原平がこういうところでどのような文章を書くのだろうという疑問があったのですが、実際はとても普通の文章であることに驚きました。ゴミの話や、プロ野球の話等。赤瀬川という名が、ぼくにとっては少しトンでいるイメージだったので、読んでいて逆に得をした気になれます。
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