October 30, 2004
詩
実は『詩』というジャンルの本は、ぼくはほとんど読みません。たまに詩集で詩を連続して読んでいても、何を読んでいるのかだんだんとわからなくなってきます。ある程度感性が研ぎ澄まされた状態を維持する必要があるので、お気楽には読めないという先入観もあって、あまり積極的には手が伸びないという感じです。しかし、すごくたまに単発の詩を見て、頭をガツンとやられることがあります。少しずつ良さがわかるというよりは、青天の霹靂的衝撃を受けるということが、多かれ少なかれあるみたいです。
というわけで今回は、わりとガツンとやられた記憶のある中原中也の詩を一つ引用しました。こういうのはレビューじゃないので卑怯といえば卑怯ですが、それ程長い詩でもないので、読んでもらったほうが早いと思いましたので。それにしても、こういう作品に接すると、言葉を選る(あるいはコンポーズする)という行為の奥行きの深さを心底思い知らされることになります。
ちなみに、ルビを認識してくれるのはIE5.0以降のみということらしいです。その代わりレイアウトは多少くずれますが…
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